高齢化が年々進んでいて介護に悩む人も多いと思います。
介護する側もされる側も時代の変化で今までとは違う介護の方法を模索していかないといけない時代になりました。
先日知り合いから相談を受けた時の事
『俺の家母親の介護をする為にリフォームしたんだけどリフォーム終わった後にやっぱり地元に残りたいって言われたんだよね』
その知り合いは実家から出てかなり離れたところで家も建てて家族と暮らしています。
それで今回母親が一人で生活するのも大変な歳になってきて面倒見るから母親の部屋リフォームしようかって話の流れになったみたい。
その時は母親も了解してたみたいなんだけど
リフォーム完了後に さぁじゃあいつからこっちくる?ってなったら やっぱり慣れ親しんだ田舎に住みたいって。
そんな話になってしまったらしくリフォームしたのも何だか無駄になって今後も来る雰囲気はないみたい。
俺はこの話を聞いた時
なるほどなぁ でも今の時代は息子に合わせるべきなんじゃないのかなって思いましたね。
母親の意見
- 田舎に残りたい
- 慣れ親しんだ知り合いと離れたくない
- 新しい土地でやっていけるかどうか不安
息子の意見
- 距離が遠すぎて何かあった時に対処できない
- 仕事を変えて家を捨てまで母親のいる実家に戻る事はできない
お互い言いたい事があるのもわかります。
母親はこれから先の不安も当然あるでしょうし
今更新しい土地に出るのも嫌だ
息子はせっかくリフォームしたのに今更…
しかも遠いから何かあった時に困る
これ昔なら実家に後継ぎがいて地元で最後まで暮らすのが当たり前だったのでなかなか受け入れられないかもしれないですけど
息子の意見を取り入れて欲しいですね。
今は進学などの問題で田舎を出る子供がかなり多い
家庭を持っていて仕事についている以上そっちの生活に合わせるべきじゃないでしょうか。
そもそも話が決まってリフォームまでした後ですしね。
離れられない気持ちもわかりますけど面倒見る側の立場になってみればわかりそうですけどね。
それと何かあった時に連絡が来て行けない距離だとどうする事も出来ないですよね。
介護の問題は結局は見る側の生活に合わせないと後々大変な事になりますからね。
でも見られる側は元気なうちは特にわからないのが現状
だから年寄りの一人暮らしが増えていくんでしょうね。
息子の幸せを一番に考えて少しは自分の妥協も必要なんじゃないかなって
これから高齢化はますます深刻化していくのでこういった問題はどんどん出てくるでしょうね。
どんなところでも住めば都
移住してみれば案外月日が経つごとに慣れてくるからしっかりと考えて欲しいですよね。
自分の世代を中心に考えたい気持ちもわかりますが新しい世代が必死になって生活している
いつまでも自分たちが一番じゃないんだよと伝えたいですね。
世代交代をうまくしないからこそ親戚付き合いもなくなってきて下の世代は困っていたりする事も今は多いですからね。
介護ってすごく大変だと思うんですよ
それでも受け入れてくれる
それって幸せじゃないですか。
結果的にこのケースは恩をあだで返しているなって俺は感じますね。
自分にもしもの事があった時に子供が困らないようにする事も親として立派な選択だと思います。
くれぐれも自分の意見だけを考えて他の家庭を壊すような事はしないで欲しいですね。